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大好きな香りに包まれて

春の介護40日目の昨晩

21:35 息を引き取った。

 

朝、急に呼吸が荒くなってから

もう、ご飯食べないのかな?と思ったけど

時々「ご飯ちょーだい」って可愛く鳴いて

1日かけて、少しずつたくさん食べた。

 

大好きなブラッシングをすると気持ちよさそうな顔をする。

もうグルグルと喉は鳴らないけど。

 

ヒゲの根元をを指で掻いてあげると

いつものように「あ~たまらん!」と甘噛みしたがる。

 

スキンシップしたり

休憩したりしながら

ひと指づつちゅーるも何本も食べた。

 

そして

私の足と後肢をくっつけて休憩していると

「もう行くよ」と可愛く呼ばれた。

 

腕の中で息を引き取った。

 

腕に抱えて家に迎えた梅雨の同じ季節。

 

母親と逸れたのか?

毎日雨の中ずーっと泣いていて

 

何度もうちの猫たちが道案内してくれて見つけても

怖がってなかなか捕まらなかった。

 

やっと保護できた日から

まだ1年経っていないのに。

 

まだ離乳していなくてミルクを飲ませていた。

 

手足が大きくて

うちのどの子よりも大きくなると楽しみにしていたのに。

 

せっかく

いくつもの感染症と飢餓を乗り越えて

剥げ落ちた毛が生え揃い、

筋肉もしっかりして

すごいジャンプ力を披露して走り回っていたのに。

 

でも

ヒゲは伸びてもいつもすぐ折れた。

すごく食べるのになかなか太らなかった。

 

太らないのは成長期だからかもしれないけれど

ヒゲは気になっていた。

 

オーちゃんも猫白血病でヒゲにウェーブが出ていたから。

 

2頭とも1歳未満で発症して旅立った。

 

なんでこんな病気があるんだろう。

なんでワクチンが効かないのだろう。

 

いったいこの子達がどんな悪いことをしたっていうのだろう。

 

春は私のプリンやヨーグルトをよく盗み食いしていたけれど

それも可愛い朝の朝食時間だった。

 

庭に咲いている季節の花々と一緒に火葬に送り出す。

百合とジャスミンとバラの香りに包まれていい香り。

春に顔を近づけるとシャンプーの香りも残っている。

 

自力排泄ができないから

何度もお尻だけシャンプーしたけど

最後はお父さんに全身を洗ってもらった。

 

昨日抱っこしていた春の匂いと混ざっている。

猫の匂いも1頭ごとに違う。

 

私の匂いや

この家の匂いを春は覚えていてくれるだろうか?

 

庭の

花が咲いたり

果物が実ったら

香りと共に

お盆のように戻ってきてくれるかな?

 

12月に逝った

仲の良かったオーちゃんが迎えにきたかな?

 

でも

神様、1歳未満はまだ早いんじゃない?

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コメント: 1
  • #1

    ミント (火曜日, 11 5月 2021 12:20)

    春ちゃん天国行きましたね。空にいってシャンティさんを見守っていますね�